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年頭にあたって

新宿区賀詞交換会2017

昨年の世界を振り返ると、英国、米国、オーストリア、イタリアである種の風が世界で吹き荒れたように思えます。

それはポピュリズムの台頭。

ポピュリズムは仮想敵を作ります。
英国の場合はEUそれ自体や移民、米国であれば既存エリート層や他国のグローバル企業、TPP等々。
仮想敵=悪、と単純化・攻撃し、民衆を扇動し、人気を得る。
オーストリアやイタリアでも同種のことが行われました。

政治には元来ポピュリズム的な色彩があることは否定しません。
しかし、行き過ぎたそれは間違いなく政治の方向を、国の行く末を誤ります。
歴史を紐解けばわかるように、時には取り返しのつかない事態を招きます。

今年はオランダ、フランス、ドイツでも大きな選挙があります。
将来、世界の歴史を振り返った時にあの時が分岐点だった、とならないように祈るばかりです。

私は日本の一地方政治家に過ぎませんが、そうした動きには与しません。
ぶれることなく中長期的な視野に立って地道に活動を続けたいと思います。

 

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